「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

「振り返る」時に大事なこと

【「振り返る」時に大事なこと】

いつの間にか身についてしまった習慣、
これは「癖」と言ってもいいですね。

 

実は、性格なども多くのものは
いつの間にか身につけた「癖」かもしれません。

 

もしそうだとしたら、自分で直せないと思っている
自分に性格と思い込んでいるものも直していけます。

 

少なくとも私はかなりの部分が変えられそうだと
自分の経験からは感じています。

 

いつの間にか身についてしまい
無意識に行っていることを変えていくために、
つまり、習慣を変えていくために

 

「意識に上げる」
「振り返る」

 

の二つを私は意識して実践しています。

 

昨日は「意識に上げる」ことについて書きましたので
今日は「振り返る」について書きます。

 

「振り返る」のは、特別なことではありません。
自分のことを、ただ振り返るだけです。

 

わざわざ勿体ぶって説明するようなことではありません。

 

単純に、今日一日を振り返るだけのことです。

ただ、以前の私がそうでしたが、
この「振り返り」を別のものと勘違いしていました。

 

何と勘違いしていたかというと、、、

 

「振り返り」を「反省」と勘違いしていました。

 

私がお伝えしようとしている「振り返り」は「反省」ではありません。

 

「振り返り」は別の言葉を使うと

「内省」

という言葉が近いです。

 

「内省」と「反省」は違うものなのですが、
言葉自体が似ていることもあるせいか
同じように使われていることが多いです。

 

試しに、インターネットでそれぞれの意味を検索してみたら

 

「反省」
自分のしてきた言動をかえりみて、その可否を改めて考えること。

「内省」
自分の考えや行動などを深くかえりみること。反省。

 

などとしているものもあり、「内省」も「反省」も
同じもののように思えてしまいます。

 

しかし、本来この二つは似て非なるものだと私は捉えています。

「反省」とは、評価的(批判的)な思考です。

 

「悪いこと」「ダメなこと」は何かを見つけて、
それを直さなければいけないというのが「反省」です。

 

「内省」とは、そのような評価的な思考ではなく
起きたこと(自分の言動も含め)を改めて見つめ直し
その時の自分の心の状態について思いをいたすこと

 

と私は思っています。

 

「良い」とか「悪い」
「正しい」とか「間違っている」

 

とか、評価をするのではなく、

 

そのまま素直に受け止めて、

 

自分はどんなことを感じたか

 

を振り返ることです。

 

「ダメなことを直そう」という考え方を否定するつもりはありません。

 

しかし、私はそもそも

「ダメなこと」

という捉え方をする必要はないと考えています。

 

テストの答えを間違えた、とは違うと思うのです。

 

自分にとって好ましい結果になったのか違ったのかだけのこと。

 

好ましいものなら続ければいいし、
違うなら変えればいい。

 

それだけのことです。

 

私たちは小さい時から教育と称されて

常に「評価」をされる経験をたくさんしています。

それに慣れてしまいました。

 

他人から評価されることが普通なので
自分でも評価することが当たり前に自然になっています。

 

評価が良いことが良くて
評価が悪いことがダメなことです。

 

気をつけないといけないのは、
この「評価」は表に現れた「言動」に対してのものでしかないのに
その「言動」をする「人」そのものの評価と簡単にすり替わってしまうことです。

 

例えて言うと

 

「その「言い方」はダメだ」が
「そんな言い方をする「あなた」はダメだ」

 

になってしまいます。

 

自分で自分の言動を「反省」ばかりしていると
その度に自分に対して

「自分はダメな自分なんだ」

ということを刷り込んでいるようなものです。

 

「ダメな自分」は、結局、どんなに頑張っても
「ダメな自分」のままでいようとしてしまいます。

自分の周囲を壁で囲って
自分で自分を鎖に結びつけて、
自分が狭い範囲でしか動けなくしてしまうようなものです。

 

これが無意識に染み込んでいってしまいます。

 

自分でも気がつかないうちに、自分を小さくしてしまいます。
「自己肯定感」が低くなってしまうのです。

 

この状態では、頭で変えようと思っても、
無意識の世界では「無理だ」と思っています。

 

車の運転で言えば、
アクセルを踏むんだけど、
サイドブレーキをかけたままのような状態です。

動きづらいです。

 

無理やり動いても、スピードが乗ってきません。
それでも頑張っていると故障します。

 

こんな状態にならないためにも
振り返る時に、「反省」は要りません。

 

1日を振り返り、

「どうだった?」

と自分に問いかけるだけです。

 

自然と私たちの脳はその問いかけに反応します。

 

1日を静かに振り返る時、
忙しさや何かで忘れていたことが
自然と思い出されます。

 

本当は自分がどうしたかったのか、思い出します。

 

「できた」とか「できなかった」はどうでもいいです。

 

自分がそのことをどのように感じているか、
ゆっくりと味わうだけです。
自分の気持ちを素直に受け止めるだけです。

 

十分に振り返り気持ちを味わったら、
自分に一言だけ問いかけます。

 

「で、どうする?」

 

これで、次に進んでいくだけです。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。
  
では、また。