自分たちが体現しています、、、
ある企業様との打ち合わせの時のことです。
その企業様の悩みは、
社員が「主体性」を発揮していない
自分から動こうとしていない
ということでした。
そのことに対して、私がご提供する「活性化」の取り組みにご興味を持ってくださり、実施するとしたらどの様な方を対象とするのがいいのかなどを打ち合わせたりしてきていました。
役員の方も同席した打ち合わせで、実施の方向も確認し、実際の事務局となるであろう担当部署の方々と次に仔細を詰める打ち合わせをすることも決めました。
そこまでにやっておいていただきたいことも確認しました。
少なくとも、私はそう認識していましたし、そのつもりで準備をして次の打ち合わせに臨みました。
さて、打ち合わせでそのつもりで進めていこうとしたのですが、どうも話が噛み合いません。
もしや、と思って確かめてみると、、、
「どんな内容の活動か全体像がわからない」
「本当に効果が望めるのか不安だ」
「どんな対象者を選定するか決めていない」
「なにっ??!」
と思わず心の中で叫んでいました。
結局、約ひと月ほどあった期間に何のアクションも起こしていなかったのです。
主体的に動くどころか、与えられた課題に対して自主的・自発的に取り組むことすらしていなかったわけです。
それなのに
「うちの問題は社員が主体的に動かないことなんです」
などと臆面もなく言うのです。
ちょっと笑ってしまいました。
あ、もちろん心の中でです。
結局、自分たちがその問題を如実に体現してくれていました。
他人の問題点を指摘し変わることを望んだとしても、自らがその問題を体現している限り、他人が変わることはありえないでしょう。
今まで色々なことを試されてきても効果が出なかった原因がわかった気がしました。
今日もここまでお読みいただきありがとうございます。
では、また。