「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

「やさしい」ということについて

【「やさしい」ということについて】

 

「やさしい」を漢字で書くと、どうなりますか?

 

「優しい」が頭に浮かぶ方が多いのではないでしょうか。

 

この「優」の字は

 

憂えている人の側に佇む(佇む)

 

つまり、

 

悲しんでいる人の側に寄り添ってあげる

 

という優しさを表しています。

 

一方、この時は「優れている」の意味もありますね。

立場が上だから「優しくなれる」ということもあるのかもしれません。

 

立場が上かどうかは別としても、

自分に余裕がないと他人に優しくなれない

ということも実際にはあります。

 

さて「やさしい」を他の漢字で書くこともできます。

 

「易しい」です。

 

こちらの「易しい」は

 

わかりやすい、簡単、複雑でない

 

といった意味合いの「やさしい」です。

 

「平易」なんて言葉に使われる字ですし、

他にも「簡易」なんてのもあります。

 

わかりやすい、簡単という意味では

いいイメージでとらえられがちですが、

 

「安易」

 

なんて言葉になると少し変わってきます。

 

「安易な結論」

 

とは、よく考えられてないことを言いますね。

 

以前、辞書で調べたことがあるのですが

 

「易」という字には

 

「あなどる」という読み方もあったように記憶しています。

 

普通は「侮る」と書かれる「あなどる」です。

 

相手を見下したり、軽んじることですね。

 

実は「易しい」ということは、

その裏に「相手に対する侮り」があることがあります。

 

易しい言葉使いで丁寧に話をしてくれているのに

何だかこちらを見下しているように感じることなどありませんか。

 

「優しい」は、寄り添うという点では同等の立ち位置になりますが

「易しい」は、上から下に対して、という感覚でしかないようです。

 

人に対する時に、どちらの「やさしさ」なのか?

どちらの「やさしさ」が相手の為になるものなのか?

 

年老いた両親と関わりながら、そんなことを考えていました。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。


では、また。