「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

「振り返る」という習慣

【「振り返る」という習慣】

 

私たちは多くの場合、何かを学ぶ時に

 

「知る」ことから、まず、始めます。

 

学校で勉強するなどはこのパターンです。

 

だから、新しいことを始めたり

何か新しいことを身につけようとする時には

まず「知る」ことから始めます。

 

そして、きちんと「知っているか」を試されます。

 

学校のテストなどがこれですね。

 

そして、「知っている」ということで評価されます。

 

一部の実技を伴うものは別として、

殆どのものがこうして「知っている」ことが優秀だとされます。

 

こうした経験をしていると

「知っていない」ということはダメなことで

「知る」ことがないと、何もできないように思い込んでしまいます。

 

この場合の「知る」は基本的に

 

誰かから「教えてもらう」です。

 

他人から教えてもらうもあれば

本や何かで調べることもある意味教えてもらうことです。

 

もちろん、「知る」ことは悪いことではありません。

 

しかし、それと同じくらい重要なことがあると私は考えています。

 

それが

 

「振り返る」

 

ことです。

 

ここでいう「振り返る」は「反省する」とは違います。

 

多くの場合「反省」は過去を振り返り、

悪かったこと、ダメなこと、短所、、、などを

見つけ出すことをします。

 

「振り返る」は、ただ「振り返る」だけです。

いいとか悪いとか評価は入りません。

 

どのようなことがあり、どのようなことを感じているか

を振り返るだけです。

そして、

「これからどうするか」

を考えます。

 

この「振り返る」ことなしに、

ただ「知る」ことばかり増やしても

現実的には何も結果につながらないことが多いです。

 

「頭」ばかり先行して、実際の「行動」面での変化はなかったりします。

 

よくよく考えてみると

 

私たち人類の進化の過程で

「知ってから行動する」という活動は

本当に近年になってからのことだと思います。

 

私たちの進化の過程では

「行動を振り返り、何かに気づき、それを次に反映させる」

というパターンで活動してきたのではないでしょうか。

 

私たちは、生まれたばかりの赤ん坊ででもない限り、

全くの白紙の状態で何かに取り組むことはまずありません。

 

既に何らかの活動をして、何かしらの経験を積んでいます。

 

そのことを「振り返る」ことで、

これから自分にとって必要なことも見えてきます。

 

それを十分にしないまま、ただ何かが足りないと思い込み

むやみに「知る」ことだけを繰り返しても

いつまでたっても自分が求めている結果には近づかないものです。

 

今、自分のここ10年間くらいを振り返ると、そのことを実感します。

 

他人や書物などから学べることは多いです。

しかし、自分の経験を振り返り、

その中から成長へのきっかけを見つけ出さない限り

自分で自分を成長させ続けることは難しいです。

 

逆に言うと、そのことができる限り

いつまででも自分を成長させることができるかもしれません。

 

今はそんな実験中です。

 

今日もお読みいただいてありがとうございます。

 

では、また明日。