「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

間違えたけど楽しかったんです

ある企業の工場の方達全員を対象にした1泊2日の日程の研修を担当させてもらいました。

工場を止めるわけにはいかないので、2回に分けて同じ内容を実施します。

 

工場内のコミュニケーションを良くしたい

ということが一番の目的で、

座学ではないワークやゲームだけの研修を希望されていました。

 

他の会社にも相談されたそうですが、

あまりイメージにあったものがなかったそうです。

 

「ゲームみたいな遊びばっかりのような研修やりたいんだ」

 

と言われたときに、私が

 

「それ、最高ですね!私もそういう研修が大好きです!」

 

なんて答えたら、その場で10分もかからずに実施が決まってしました。

 

その研修の第1回目を60名ほどの参加者で実施しました。

 

とにかく皆が不必要なプレッシャーを感じず、

その場を楽しめるための「場」作りをいつも以上に気をつけてやってきました。

 

ご参加された皆さんも非常にいい雰囲気の方々で、

最初のアイスブレイクからかなりいい雰囲気になりました。

 

講義の後は夕食を兼ねた懇親会もあり、その場では

 

「正直研修なんて嫌だったけど、思いの外に楽しかった」

「来たくないと思ってたけど、来てよかった」

「楽しかった。また、参加したい」

 

等々の、嬉しい感想も聞かせてもらえました。

 

そんな中で参加者の一人の方がこんな感想を話してくれました。

 

「演習の課題はできなかったんですけど、

 出来ないことに落ち込んだり、悔しかったりより

 グループのみんなと一緒になって話し合いながら

 取り組んだのがとても楽しくて、、、

 もっとこの仲間とやってみたいって気持ちになったんです」

 

同じ工場の仲間なのですが、部署も違う人々同士で組んでもらい

話したのは今日が初めてなんていう人たちでのグループです。

 

そんな初対面のような人同士なのに、

たった1日で(研修の時間としては5時間ほどで)

先ほどのような感想を持たれたのです。

 

これが聴けて本当に私は嬉しかったです。

 

結果の良し悪しで評価するのではなく、

過程(プロセス)を共有したいと思える仲間たちと活動する

 

そんなことを感じてもらえる場をこの方達は創っていたのだと思いました。

 

皆が思ったことは素直に言い合いながらも、

共通の目標に向かってしっかりと一緒になって取り組んでいく

 

こんな状態を普段の職場でも実現できると、会社に行くのが楽しくなる気がします。

 

「遊び」は楽しいです。

「楽しい」ことには、人は自然と集中します。

「楽しい」ことは、強制されなくても色々考えて取り組みます。

「楽しい」と人は自発的・主体的・積極的に動きます。

「楽しい」ことは継続できます。

 

「仕事」と「楽しい」は両立しないように思われがちですが、

それは決して不可能なことではないし、

「楽しい」からこそ力も発揮できるのだと私は考えています。

 

「仕事」そのものは厳しいものであるかもしれません。

でも、それに一緒に取り組む仲間とは「楽しい場」は創れます。

 

「楽しさ」を感じられる「場」

そうした「場」を共有した「仲間」

 

これは研修で体験し手に入れることができるものです。

知識の習得も大事ですが、

身につけた知識や能力を発揮できるようにするためにも

どのような「場」を創るかはとても大事なことです。

 

私は自分の仕事を通して、

人が力を発揮できる「場」とそんな「場」をを作る術

を感じとってもらえると嬉しい、と思っています。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

 

では、また。