「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

勇気づける

他人と関わる中で大事なことは

 

「勇気づける」

 

ということではないか、と私は考えています。

 

「勇気」、、、

 

なんだか大げさに聞こえるかもしれません。

 

自分が直面する状況に対してきちんと向き合い、

しっかりとやるべきことを自ら決断して取り組んでいくために

「勇気」は絶対不可欠なものです。

 

わかっているはずなのに行動に移せない時の多くは

この「勇気」が足りていないからだったりします。

 

「勇気」は自分を推し進めるためのエネルギーです。

 

しかし、あまりに多くの事柄が自分達から「勇気」を奪ってしまいます。

 

相手を元気づけようとして「叱咤激励」したりします。

 

しかし、冷静に見てみると「叱咤」ばかりで、

本当に「激励」しているのか疑わしいようにも見えます。

 

出来ていないことを指摘され、

欠点をことさらに責め立てられる。

 

相手によくなってもらいたいという思いからのことです。

 

その気持ちもわかります。

実際、私もそんな風に接してきたことも多々あります。

(今でもそうなることもあります)

 

この行為自体を否定するつもりもありません。

 

しかし、これは相手の「勇気」を奪ってしまうことになりかねません。

 

自分のダメな所を面と向かってを他人から言われることは

ほとんどの人にとっては嬉しいことではありません。

 

正直に言えば、そんな状況は回避したいです。

しかし、そこを堪えてその場にとどまって、相手の言うことを黙って聞いています。

こんな風に、この状況から逃げ出さずにいるには「勇気」が必要です。

 

そうして自分の中にある「勇気」を消費します。

蓄えている「勇気」の残高が減ってしまいます。

こんなことが繰り返されると、どんどん「勇気」の残高が減って

最後には残高がなくなってしまいます。

 

そして、本当に行動しなければいけない段階では

もう「勇気」の残高がなくなっています。

 

エネルギー残量0、ガス欠、です。

 

この状態では、わかっていても行動できません。

 

相手に行動してもらいたいからこその行動が

全く逆の結果を招いてしまいます。

 

しかし、このことに気づいていないと、

相手が行動しない状況を見て、さらに「叱咤(激励)」します。

 

すると残高が0どころかマイナスになってしまいます。

 

なんとか当人が勇気を回復しても、

マイナスの状態からだからギリギリにしかなりません。

 

ますます動けません。

それを見てさらにきつく「叱咤激励」する、、、

、、、悪循環に陥ってしまいます。

 

 

「叱咤激励」することが悪いことだとは思いません。

 

しかし、その前に「勇気づける」ことが必要です。

 

相手を「勇気づける」ことで、

相手の「勇気の残高」が積み上がります。

 

「勇気」が充分に回復すれば、

 

自分の出来ていないことやダメな点にも

きちんと向きまあうことができます。

 

必要な行動を起こすことができます。

 

「頑張れ」というだけでなく

「頑張る」ためのエネルギーも与える。

 

これが「勇気づける」ことの本質だと思います。

 

まず「勇気づける」。

それから、一緒に問題に向き合う。

 

この順番が大事です。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。