「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

他人に頼ったっていいじゃないか

【他人に頼ったっていいじゃないか】

 

「自力が十で他力が九十」

十という自力を精いっぱい出しても、あと九十の力が残っています。

他人様の力、天の力、縁の力といったものがね。

その九十は、他力に違いないけれども、自分の頑張り次第で引き寄せることも可能です。

そう考えれば、自分の力は、十倍にもなる。

引き寄せたところで、それはやはり他力なのだから、感謝の心を持つほかありません。

松下幸之助

 

かつての私を振り返ってみると、他人の力を借りるのが下手でした。

 

よく言えば、自分の力でやりきろうとしているとも言えますが、

結局、やりきれずに誤魔化してしまうこともありました。

 

自分の力でやり切れるのがベストでしょうが、

そうでない場合に

 

自分でできる範囲までしかやらない

 

他人に助けてもらって最後までやり切る

 

だったら、どちらの方が良い結果になるでしょうか。

 

仕事の場面で考えれば、当たり前のことですね。

 

他人の力を借りてでもやり切るのが責任ある対応です。

 

しかし、意外と「他人の力」を借りるのが

私のように上手でない方も多くいるようです。

 

性格によるのかもしれませんが、

私たちの無意識に刷り込まれていることもあるように思います。

 

さて、私たちが受けてきた教育は

 

「一人できちんとできるようになりなさい」

 

というものです。

 

自分の「責任」を果たせる自立した人間になるためには、

当然必要なことです。

 

しかし、この「自分の責任」ということが勘違いされているかもしれません。

 

「自分の責任」=「自分だけでやり切る」ではなく

 

「自分の責任」=「自分が関わった事をやり切る」であって

 

「自分の力だけ」でなく

「他人の力も使わせていただいてやり切る」ことが

 

本当の「自分の責任」ではないでしょうか。

 

自分の力だけで出来ないことは、他人に助けてもらっていいはずです。

 

ところが、この「助けてもらう」ことが上手でなかったりします。

 

例えば、学校のテストの時に自分の力で解けない問題があったとしても

 

「誰か、この問題教えて」

 

とは出来ません。

 

誰かの真似をする、つまりカンニングをする、ことはアウト!です。

 

こうして他人の力を使わせてもらうことはしていけないことだ

と私たちの無意識にはいつの間にか刷り込まれているかもしれません。

 

更に、テストの時には、わからない人に教えてあげることも許されません。

 

これは、

 

「他人を助ける」という事をしてはいけない、

 

と刷り込まれているのと同じかもしれません。

 

冒頭に書いた松下幸之助さんの言葉に出会った時に

 

「他人の力を借りていいんだ」

 

と初めて心から思えました。

 

もちろん前提として、自分の力を出し切ることは当然です。

しかし、その上で足りないことは他人に頼ることは悪いことではない。

 

まだまだ私自身、他人の力を頼ることが上手ではありません。

 

しかし、

 

なんでもかんでも自分一人でやろうとしない

任せる時は任せる

 

ということが、以前よりはできるようになってきました。

 

そのことが自分の成長に繋がっていると感じています。

 

今日もお読みいただいてありがとうございます。

 

では、また明日。