「結果」では強くならない
【「結果」では強くならない】
「究極の荒れた学校」とまで言われた中学校に赴任し、
「陸上部の子どもたちを2年後に日本一にする」と宣言して
それを実現させた教師のお話をご存知ですか?
その方の名前は「原田隆史」さん。
その教育法は「原田メソッド」として、
学校教育屋スポーツの世界だけではなく、
ビジネス界でも取り入れられてます。
その原田さんがご自身の著書で、こんなことを書かれています。
「人の心は、できないこと、
困難なこと、しんどいことに挑戦し、
それを達成したという結果を得て、
強くなるのではありません」
「自信がない」ということを言う方が時々います。
どうしたら「自信が持てる」かを尋ねると、大抵こんな答えが返ってきます。
「~ができたら、自信が持てます」
つまり、「結果」が出せたら「自信が持てる」と言うわけです。
しかし、原田さんは違うと言っているのです。
では、一体、何が精神的な強さをもたらすのか?
「挑戦の過程であきらめないで
逃げずにコツコツやり切ることから
強くなっていくのです」
「私も以前は結果が
人を強くすると思っていたのですが、
子どもたちを見ていると、
自分でできることを積み重ねてやり切ること、
すなわち、Doが自信になって
心が強くなっていくのがわかります」
原田さんは、こんな風に書かれていました。
「結果が出たこと」ではなく
「過程にしっかりと取り組むこと」
「出来ることをやり続けること」
が人を強くするのです。
だとすれば、
自分に対しても、他人に対しても
「結果」の良し悪しに一喜一憂するのは
無駄なことだと思いませんか。
「結果」はどうでもいい、と言っているわけではありません。
人が強くなる=成長する、のは結果の良し悪しは関係ないのかもしれません。
つまり、「成功した体験」でも「失敗した体験」でもいいのです。
大事なことは、
「自分のできること」を「自分でやり続ける」
と言う体験です。「(自分で)実践した体験」です。
「自分でできること」を「やる」と決めること。
そして、
「決めたこと」を「やり続ける」こと
これをサポートしてあげることこそが、
相手の成長を支援することに他なりません。
今日もここまでお読みいただきありがとうございます。
では、また。