「刺激→行動→報酬」のループにはまっている私たち
【「刺激→行動→報酬」のループにはまっている私たち】
美味しそうなものを見つける(例えば、美味しそうな果物の実)
↓
それを食べる
↓
いい気分になる(満足感、嬉しい、充実、、等々)
よし、あの果物の実がある場所を覚えておこう!
また、同じ場所に行って、果物の実を見つける
↓
食べる
↓
いい気分になる
これが原始的な学習のプロセスです。
そうこうするうちに、
嫌なことがあって嫌な気分になった時に
美味しいものを食べたら、いい気分になれるのではないか?
と私たちの脳は考えます。
そして、
嫌なことがあった(嫌な気分になる)
↓
美味しいものを食べる(例えば、スイーツ)
↓
いい気分になる
ということを経験します。
そして、
ストレスを感じると甘いものを食べてしまう
という習慣=癖が出来上がっていきます。
これが
刺激(ストレスを感じる)
↓
行動(甘いものを食べる)
↓
報酬(いい気分になる)
という「刺激→行動→報酬」のループです。
さて、こうしたループの結果、体重が増えてしまいます。
体型のことだけでなく、健康診断の結果などもあり、
やっぱり痩せないといけない
と考えます。
そのために、体重増加の「原因」である
甘いものを食べる
という「行動」を「やめよう」とします。
多くの場合、食べるのを「我慢する」ということをしようとします。
ところが、これは大抵の場合、うまくいかないです
なぜ、うまくいかないのか?
それは
「報酬」が得られていない
からです。
ストレスを感じる:刺激
↓
食べるのを我慢する:行動を取らない
↓
いい気分が得られない:報酬を得られない
「報酬」を得られていないので、
「報酬」を得るために、結局、元の「行動」に戻ります。
習慣を変える時には、
不都合な「現象」を引き起こしている原因と思われる「行動」
にだけ意識を向けるだけでなく、その「行動」が
どのような「刺激→行動→報酬」のループになっているか
を見つめ直すことが有効です。
今日はこの辺で、続きは明日以降にさせてもらいます。
今日は、今読んでいる
「あなたの脳は変えられる」(著:ジャドソン・ブルワー、ダイヤモンド社)
を参考にさせていただいています。
今日もここまでお読みいただきありがとうございます。
では、また。