「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

未来のために今を犠牲にしない

【未来のために今を犠牲にしない】

 

「未来のために今を犠牲にしないでほしいです」

 

自宅でテレビをつけながら作業をしていた時に聞こえてきました。

 

ハッとして、作業を止めて聞き入ってしまいました。

 

この言葉は、不登校の問題を取り上げている中で出てきた言葉でした。

 

学校に行くのが辛くなってしまった子供に対して

親も含めて周囲の人間は、

 

「少々辛いことがあっても我慢していかなければいけない」

「将来のことを考えたら、学校くらいちゃんと出ていなければいけない」

 

という態度で接してしまいがちです。

 

そうした話の中で専門家の方が話された言葉です。

 

将来、大きな成果を手に入れるためには

今、やりたいことも我慢して嫌なことでもやり続けなければいけない

 

この考え方は、確かにそうだとも言えます。

 

享楽的に目の前の楽しいことばかり追いかけていたら

気がついたら何もなくなってしまう。

 

まさに「アリとキリギリス」の寓話のようなこともあるでしょう。

 

しかし、そうでないこともある気がします。

 

もう遊ぶだけ遊び尽くしたから、これからは真面目に勉強する。

散々、好き勝手やらせてもらったから、これからは周囲の役に立つことをする。

 

何かをやり尽くして満足したから、

そこを卒業して次に進んでいける。

 

こんなことも実際にあります。

 

私の知り合いにもそんな人間が何人かいます。

 

あくまでも私の感じ方ですが、

そんな人たちの方が、成果を上げているように思えます。

 

成人発達理論というものがあります。

 

成人になっても、人は成長・発達を続けていくという考え方です。

 

発達にはそれぞれ段階があります。

 

自分が今いる発達段階を味わい尽くさないと、

本当の意味で、次の段階には進んでいけない

ということも聞きました。

 

今を楽しみ尽くすからこそ

その先に訪れる「未来」でも楽しめる。

 

そういうことかもしれません。

 

自分のことを振り返った時に、子供の時に

自分はやりたかったのに親から強制的に禁止されてしまったこと

を大人になってからやっていることは確かにあります。

 

結局、今しなくていいことにそうして時間やお金を使っています。

 

味わい尽くしていなかったのかもしれません。

まだ、未発達のままなことがあるのかもしれません。

 

罪悪感や後ろめたさを持ちながら、

何かをしていても味わい尽くせない気がします。

 

自分の成長のためにも、

自分が望むことをやり尽くすことは

大事なことのようです。

 

何かを理由にして、今自分に我慢を強いていることがあるならば

一度、思い切って我慢をやめてみるのもありかもしれません。

 

自分でそれを試した上で、感じるものがあるならば、

他人に対して我慢を強いるのもやめられるでしょう。

 

先のことばかり考えないで

 

今に生きる

 

ことをもっと実践していこう、と決めました。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。