「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

手段の正当化におちいってしまう自分

【手段の正当化におちいってしまう自分】

 

「NIH症候群」( Not Invented Here syndrome)とは

「自前主義」とも言われるものです。

 

自分たちが開発したものでないこと、自国が発祥でないことだけで

新しいものを受け入れないようなことを指すようです。

 

国や組織であれば、安全保障上の問題などで

自分たちだけでやらなければいけないことも当然あるでしょう。

 

しかし、そうでない場合でも、冷静に考えれば合理的な理由などなく

自前に拘ってしまうとすれば確かに問題です。

 

国家戦略の策定や大きな組織の方針の決定においても

「NIH症候群」は気を付けなければいけないことでしょうが

私のメルマガやブログや天下国家のことを論じるようなものでありません。

 

あくまでも私の私的体験を振り返る中で

個人や組織を成功に導くために大切だと感じたことなどを

書いているだけです。

 

「NIH症候群」についても、

私個人のレベルで起きていることに置き換えて考えたときに

気づいたことを書いていきます。

 

昨日も書きましたように、

私自身に置き換えて振り返ってみると

私にはこの「NIH症候群」的なことがよくあります。

 

他人が用意してくれたものをそのまま使えばいいのに

なぜか自分で作ることに拘ってしまったり、、、

 

言われた通りにやればいいのに、

なぜかその助言を受け入れようとせず、

自分で1からやろうとしてしまったり、、、

 

そんな事が少なからずあります。

 

よく言えば、

 

「自分の力でやろうとしている」

 

と言えなくもないですが、

 

「本当にそれが最適な事なのだろうか」

 

と言われると、疑問です。

 

少し違うかもしれませんが、

 

道がわからなくなった時に

自分でなんとかしようとする傾向もあります。

 

他人に聞けば早いのに、なぜか自分でなんとかしようとします。

私がもたもたしている間に妻はさっさと誰かに聞いてしまいます。

 

どこかに出かけた時に、これで妻との間で険悪な雰囲気になったりします。

 

これは「男性能と女性能の違い」と言われる事なのかもしれませんが

少し違った見方も出来そうです。

 

私が感じていることは

 

「目的と手段の逆転現象」

 

が起きているのではないか、ということです。

 

どこかに向かっているとすると

 

その場所に到達することが「目的」です。

どのような道を通るかはそのための「手段」です。

 

道に迷ってしまったとすれば、

 

「目的」である場所に到達するためには

 

「自分で道を見つける」という手段もあれば

「他人に聞いて道を知る」という手段もあります。

 

いち早く安全にゴールに到達するのであれば

 

「よく知った人に道を聞く」

 

のが一番簡単で確かな「手段」のはずです。

 

でも、それを私はせずに、

 

自分で地図を見直したり、

いくつかの道を試してみたり、

 

そんなことばかりしてしまいます。

 

こんな行動をしている時の私の「目的」は一体なんなのでしょう。

 

自分では目的地に着く事が「目的」だと思っているはずですが

客観的に見て、その「目的」に適った「手段」をとっていません。

 

自分のやり方に固執しています。

 

もうお気づきかもしれません。

 

私の「目的」は

 

「私が正しい」

「私のやり方が間違っていない」

 

ということを認めさせることになっています。

 

「手段の正当化」です。

 

本当の「目的」に到達するための効果的な「手段」かどうかではなく

 

”自分の「手段」”で「目的」を達成する

 

ことにしか意識が向いていません。

 

「目的」を果たすための「手段」はいくつもあるかもしれないのに

「自分の最初に選んだ手段」だけにこだわり続けてしまいます。

 

本当に大事なことが見えなくなっています。

 

これは私にとって本当に大事なことです。

 

自分が本当にやろうとしていることがわかっているのか?

そのために最善の選択や決断をしているのか?

 

この問いに常に自信を持って「YES!!」と答えられるか?

 

その自信は、正直まだありません。

 

ふと気がつくと「手段を正当化」すること自体が「目的」にすり替わっています。

 

大事な「目的」を明確にし、

そこをブラさずに生きていける自分でありたいと私は思っています。

 

今週のチャレンジは、

自分にとって今まで以上に意義のあるものになりそうです。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。