「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

NIH症候群

【NIH症候群】

 

5週目のチャレンジのテーマは

 

「NIH症候群」

 

です。

 

あまり聞き慣れない言葉です。

 

ウィキペディアでは、次のように書かれています。

 

NIH症候群(英: Not Invented Here syndrome)とは、ある組織や国が別の組織や国(あるいは文化圏)が発祥であることを理由にそのアイデアや製品を採用しない、あるいは採用したがらないこと。また、その結果として既存のものとほぼ同一のものを自前で再開発すること。独自技術症候群と訳されることもある。端的に「自前主義」とも。

ウィキペディアより)

 

「NIH」とは「Not Invented Here」の頭文字をとったものですね。

「ここで発明(開発)されていない」という意味です。

 

国や組織や文化圏などというと大袈裟に聞こえてしまいますが、

個人のレベルでも同じようなことはあります。

 

例えば、

 

機能的に同じものであったとしても

「日本製」でないから、敬遠する

 

みたいなこともこれに含まれるでしょう。

 

「Think Smart」(ロルフ・ドブリ サンマーク出版)の

第5章にこの「NIH症候群」が取り上げられています。

 

この章のタイトルは

 

「自分で作った料理の方がおいしく感じるわけ」

 

となっています。

 

私としては、これはちょっと耳が痛いです。

 

私は料理をするのが好きです。

そんなに凝ったものを作るのではないのですが、

出来合いのソースや調味料を使うのになぜか抵抗感があります。

 

単純に作るのが好きだという理由もありますが、

あらためて考えてみると「NIH症候群」的なこともありそうです。

 

例えば、マヨネーズなんかでも自分で作ったりします。

確かに、自分で作ったものは美味しく感じます。

 

でも、市販のマヨネーズと比べて手間暇かけるほどの違いは

冷静に考えてみるとありません。

市販の方が安定的に美味しかったりします。

 

他にもいくつか思い当たることがあります。

 

私はこの「NIH症候群」的なものが多そうです。

 

昔からなんとなく他人に頼むのが苦手でした。

なんでも自分でやろうとしてしまいます。

 

一概には言えませんが、

これも「NIH症候群」の影響もあるかもしれません。

 

その一方で、真逆のものもあります。

 

ネットで調べていたら「舶来症候群」という言葉がありました。

 

「外国製」だから良いものだと思い込む

 

というものですね。

 

「海外から直輸入の製品」なんて聞くだけで

「何だか良さそうだ」なんて感じてしまいます。

 

「NIH症候群」と「舶来症候群」

 

現象的には真逆のものですが、本質的には一緒にように感じます。

 

どちらも

 

「本当に大事なものではなく、表面的なものだけで安易の判断している」

 

という点では、全く一緒です。

 

深く考えもせずに簡単に結論に飛びついてしまっています。

 

ある面では「注意の錯覚」とも通じますし、

こうした事が起きやすくなるのは「決断疲れ」の状況もありそうです。

 

毎週チャレンジのテーマは変わりますが

それぞれが関連しあったものでもあります。

 

自分の習慣を変えていこうというチャレンジですから

1週間で一つの習慣が書き換えられるような簡単は話ではありません。

 

それぞれを継続しながら、このチャレンジは続けていくものです。

 

こうして関連づけられる形のテーマですと

自然と今までのことも意識し続けやすいです。

 

「関連づけられる」と書きましたが、

無理にこじつけて関連づけていないです。

 

私が関連づけて考えているというより

そもそも関連していること同士です。

 

ということは、

 

毎週違うテーマではありますが、

根本のところではつながったものだ

 

ということです。

 

その根本の部分が大切な「何か」なはずです。

 

それは一体何なのか、といったことも考えながら

明日からもまた思ったことを書いていきます。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。