「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

「強い」と「整える(調える)」

昨日は、記事を書いた後、

ハラハラしながらも大坂なおみ選手の試合を応援していました。

 

優勝できて本当に良かったです。

 

今日の新聞の一面にもなっていたようだし、

ニュースでも随分と取り上げられていますね。

 

さて、そんな記事や解説などでは大坂選手の

 

「メンタル面の成長」

 

なんて言葉が目につきました。

 

2セット目に崩れて相手に流れがいったようでも

3セット目にしっかり立て直して勝てた要因の一つとして

そのことに触れているものが多かったですね。

 

「メンタル面の成長」とは、

 

「メンタルが強くなった」

 

とうことですね。

 

この「メンタルが強い」とはどう言うことなんでしょうか?

 

おそらく「何事にも動じない」というイメージが一番近い気がします。

 

どっしりと構えていて、何がおきても、微動だにしない

 

そんな精神状態でしょうか。

 

昨日の3セット目の大坂選手は確かにそんな風に見える場面が多くありました。

相手に決められても

 

「それが何か?」

 

とでもいうような、ふてぶてしいような表情にも見えました。

 

さて「強い」というのは「状態」を表した言葉です。

 

「状態」というのは「行動」とは違います。

何らかの「行動」の結果が「状態」となって現れます。

 

この場合の「行動」というのは「考える」ことも含みます。

「脳の行動」こそ「考える」ということですよね。

 

メンタルという言葉で語られているものは、色々なとらえ方がありますが、

この記事では「メンタル=心の状態」という意味で使っています。

 

どういう考え方をしたら「強い状態」になれるのでしょうか。

 

いわゆる「ポジティブ思考」「プラス思考」というものが

「強い状態」をもたらすでしょうか?

 

「プラス思考」「ポジティブ思考」とは

 

何がおきても、その出来事を「プラス」や「ポジティブ」にとらえる

 

考え方という意味で私は使っています。

 

昨日の3セット目の大坂選手は

「プラス思考」「ポジティブ思考」をしていたのでしょうか?

 

私にはそうは見えませんでした。

 

それよりも昨日書いた2セット目のあの瞬間の方が

「プラス思考」「ポジティブ思考」的なとらえ方をしていたように思えます。

 

「1本決められたけど、まだまだ有利な状況だ」

 

そんな余裕を持った仕草に感じられました。

 

昨日の3セット目の大坂選手は、自分が決めても、相手に決められても

淡々と次のプレーに向かっていくように見えました。

 

出来事をマイナスにとらえてしまう考え方も

反対に、プラスにとらえる考え方も

実は、本質的には同じなところがあります。

 

それは、

 

「出来事に囚われている」

 

ということです。

 

この「出来事」に心が「囚われ、揺らいでしまう」状態が

「心が乱れている」状態です。

 

この「囚われ」や「揺らぎ」から、心が解放されているからこそ

「出来事」に動じないようになれるのだと私は考えています。

 

「囚われ、揺らぐ」自分に気づき、

(プラスであれ、マイナスであれ)出来事の意味づけから

自分の心を解き放つこと

 

それが「心を整える、調える」ことです。

 

心を整える(調える)からこそ、結果的に「強い」状態になれるのだ思います。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。