「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

行為を咎める前に、好意を受け取る

【行為を咎める前に、好意を受け取る】

 

今日実家での出来事です。

 

父親が出かけた帰りに、何かを買ってきました。

 

「昼、作るのもしんどそうだったから、

 おにぎり買って来た」

 

そう言いながら袋をテーブルに置きました。

 

それを聞いた母の第1声は、

 

「なんで、そんなもの買ってくるの!?」

 

でした。

 

「お米はいっぱいあるし、ご飯はあったのに、、、」

「どうせなら、家になかったパンでも買って来てくれたらいいのに、、」

 

さて、このあとどうなったかと言うと、

特に何も起こりませんでした。

 

我が家ではいつものことなので、

父親が怒り出したりすることもなく、

かと言って謝るわけでもなく、

なんとなくそれだけで終わりです。

 

しかし、一般的にはこんな場合、

お互いに嫌な気持ちになることが多いでしょう。

 

言われた方は頭ごなしに自分の行為を否定されて

気分が良いわけはありません。

 

しかし、言う方もそれなりの理屈はあります。

頼みもしていないのに、勝手に余計なことをされた気分です。

 

何かを相手がしてくれた時、

それが自分の意に沿ったことでない場合、

 

「そんなことしなくていいのに、、、」

 

なんて気持ちになります。

 

「そんなことしなくていいのに、、、」

「どうせなら、こうしてくれたらいいのに、、、」

「気が利かないなあ、、、」

 

なんて思ったりしています。

 

「行為」「行動」は全てを気持ちよく受け取ることは難しいです。

自分が好きでもないことは、嫌なものです。

自分の思いと違うことは、認めにくいものです。

 

だから、その点を指摘してしまいがちです。

 

「こうしてくれたらよかったのに、、、」

「こんなこと頼んでいません」

「どうして勝手なことするんだ、、、」

 

こんな言葉を相手にぶつけてしまうかもしれません。

 

しかし、こんな言葉をぶつけて相手がその後良くなることがあるでしょうか?

 

私の経験上は、あまりそれはないように思えます。

 

また、同じことが繰り返されます。

 

そうして関係が悪くなっていきます。

 

もし、そんなことに気づいたら、少しだけ捉え方を変えて

自分の意識や言動を少し変えてみませんか。

 

相手の「行為」「行動」は認められないかもしれません。

しかし、相手の「気持ち」「好意」は素直に受け取るでことはできます。

 

そのことに関しては、感謝の気持ちで応えることはできるはずです。

 

「ありがとう。その気持ちは本当に嬉しいよ」

「これも嬉しいけど、~のようにしてもらえるのも嬉しいな」

 

相手の気持ちを素直に受け取った上で、

こんな言い方で自分の要望を伝えることもできます。

 

人は「行動」に制約があることは受け入れられます。

だから「行動」自体を咎められることは、実はそれほど反発されません。

 

しかし「気持ち」や「考え」を否定されることには抵抗が強いです。

我慢して受け入れているように見えても、納得し切れていないものです。

 

何かを注意して、相手が反感を抱くのは

 

「行動」に対する注意に対してではなく

「気持ち」や「考え」に対して無理解な態度に反発している

 

からです。

 

まずは、相手の「気持ち」は認めた上で、

「行動」に対する評価は伝える。

 

これも相手との良好な関係を築く上での大事なポイントです。

 

さて、その後の両親ですが、

 

昼食として用意したおかずはありましたが、

母がおにぎりに手を伸ばしました。

 

「ありがとう。いただきます」

 

「どういたしまして」

 

ちょっと微笑ましい老父婦の日常でした。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。


では、また。