「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

「評価する姿勢」と「支援する姿勢」

【「評価する姿勢」と「支援する姿勢」】

 

私はスポット的な研修だけでなく、

3ヶ月から半年程度に渡って、フォローをしながら

受講者の方々の変化(成長)を支援する仕事もしています。

 

そのような仕事の場合、受講される方々の上司・上長向けに

事前に説明会をさせていただくことをしています。

 

これから自らを成長させるための取り組みをしていく方々を

日々、一番近くで関わっているのが直属の上司・上長の方々です。

 

この方々の関わり方は受講者の方々に大きな影響を与えます。

 

そこで、これからの活動に対する私の基本的な考え方を説明し

ご理解とご協力をお願いします。

 

その時にお願いすることは、

 

「見張る」のではなく「見守ってほしい」

 

ということです。

 

私たちは、小さい時から常に他人から「評価される」ことが多いです。

周りと比較され、優劣をつけられるような経験を多くの場合しています。

 

あまりにもそれが普通に行われているために、

自分でも他人を評価・比較して優劣を判断することを当たり前にしています。

 

学校の試験などでは、基準となる合格点などがあり、

それを上回れば合格、下回ったら不合格とされます。

 

何かの基準で見た場合に、その基準をクリアしているかどうかだけを問題にしています。

 

例えば、合格点が60点だとしたら、

61点なら、よし

59点なら、ダメ

という感じです。

 

これでおしまいです。

 

しかし、それで本当に良いのでしょうか?

 

61点だろうが59点だろうが、もっと言えば90点だろうが0点だろうが

今の点数より次は良い点数を取れるように

それぞれの状況に応じて勉強していくことが大事なはずです。

 

成長に終わりはありません。

 

そもそも「評価する」ということ自体、

単に「現在位置を知る」ということ以上の意味はないように思います。

 

その位置が「良い」とか「悪い」とかどうでもいいことです。

 

今どの段階にいて、

これから目指す姿に向けて、

何をしていかなければいけないか

 

それを知るためだけに現時点での評価をしているに過ぎないはずです。

 

「評価する」ことの目的は「優劣をつけること」ではなく

さらなる「成長を促す」ことのはずです。

 

しかし、私たちの多くが経験してきた「評価する」ということは

そういうものではないです。

 

ただ「良し悪し」の判断、「優劣」を決めつけていることになりがちです。

 

だから、日々関わる上司・上長の方々には

 

「評価する」姿勢ではなく、目標達成に向けて最後までやり切れるように

「支援する」姿勢で接していいただきたいのです。

 

それが、

 

「見張る」のではなく「見守る」

 

ということです。

 

「評価をされる」のではなく、

「助けになってくれる」と感じられる存在が近くにあることは

いわゆる「心理的安全性」につながることでもあります。

 

そもそも上司・上長の方々も、メンバーに対して

 

できていないダメなやつ、と決めつけたいのではなく

成長してほしい、できるようになってほしい、と願っているはずです。

 

だとしたら、どのような姿勢で相手と関わることが

いい影響を与えるかを考えていただければ、

決して「評価する」だけが関わり方ではないのがお分かりいただけると思います。

 

周囲の方にそ「支援する姿勢」を取ることが

相手にも、また巡り巡って自分にも良い結果をもたらすことは多いです。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。