「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

しゃべらない相手をどうしたらいいですか?

【しゃべらない相手をどうしたらいいですか?】

 

以前に行った研修での話です。

研修が終わった後に受講者の方から質問を受けました。

 

「こっちから問いかけても、

 全然しゃべらない奴がいるんですよ」

「どうしたらいいですか?」

 

こんな質問でした。

 

それに対して、私はなんと答えたかというと、、、

 

「話さないならそのままでいい、と思いますよ」

 

でした。

 

さて、私は研修などを通じて

 

組織で成果をあげていくためには

良好な「関係性」を構築することが大事だ

 

ということを基本的にお伝えしています。

 

だから、相手との良い関係を築こうと思って

話しかけてみたものの、相手は反応してくれない

という状況です。

 

こちらは関係を築きたいと思ってやっているのに

どうしたらいいだろうか?

ということですね。

 

相手が「話さない」というのは、

相手が「話したい」という気持ちになっていません。関係になっていない可能性があります。

 

つまり、気楽に相手が話をしてくれるような関係ができていません。

 

「だから、それを改善するために話しかけているんじゃないか」

 

なんて言われそうですね。

 

でも、会話だけが関係構築ではありません。

また、初めて会って今から関係を築いていく訳ではなく

今までの関わりの中で、何らかの関係性が出来上がっています。

 

おそらくその関係性では、気軽に相手が話をしてくれるものではないのでしょう。

 

それを無理になんらかの方法で強制的に話をさせたとしても、

結果的に良い関係性にはならない可能性が高いです。

 

だから、無理に話してもらわなくてもいいです。

もっと他のことで関係性を改善していけることがあるはずです。

 

また、この問題を「そのままでいい」と言ったことには

もう一つ理由があります。 

 

それは、、、

 

「そのことが今一番に取り掛からなければいけないことではない

 

からです。

  

確かにその相手との関係性をよくすることも大事ですし、 

そのためには「話してくれる」関係になるために

色々とやれることはあります。

 

でも、これはもしかするとかなり困難な課題かもしれません。

 

簡単にはお互いの直接的な関係が改善しにくいことになっているかもしれません。

そうだとすると、それに取り組んでも中々効果がでないです。

このことに時間や労力を割いても、直ぐに結果が出ない可能性も高いです。

 

このこと以外に、別の人たちに対して

もっと簡単に取り掛かり効果の期待できることがあるはずです。

 

もしそういうことがあれば、

さっさとそちらから手をつける方が良いからです。

 

とにかく、難しいことから取り組むのではなく、

簡単にできることをどんどんやってしまうのです。

 

そんなことを全てやり尽くして、

最後にこの相手との問題が依然として残っていたとしたら、

その時にとりかかればいいです。 

  

全てを並列で考えて、

一遍に解決しようとする必要はないです。

 

テストでも、 

難しい問題に時間を取られて、

簡単に溶ける問題を手付かずにしていたら点数はとれません。

 

出来るところから、簡単に取り組めるものから手をつけていく。

難しいものは敢えて手をつけずに後に回す。

 

こんな風に対処していったほうが、成果は出やすかったりします。 

 

現実に、そうして周囲の人たちとの関係性が変化していくと

いつの間にか問題となっていた人との関係性にも変化が現れたりします。

 

直越的に解決が難しそうなら、ひとまず置いておく。

 

完璧を求めすぎない。

より良くなることを積み重ねる。

  

こんな対応をした方が、楽な気持ちで色々な問題に対処できます。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。