「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

「人間らしく働く」とは?

【「人間らしく働く」とは?】

 

「もうずいぶん前に気づいたのだが

 人間性に逆らって働くよりも、

 人間らしく働いた方がずっとラクだ。

 さらに重要なのは、社員が人間らしく働ける会社の方が、

 社員の人間性を奪う会社よりも、成功する確率が高い」

(カレン・フェラン『申し訳ない、御社つぶしたのは私です。』より抜粋)

 

上の本は、研修で時々紹介している本です。

副題に

コンサルタントはこうして組織をぐちゃぐちゃにする」

とついています。

 

元々は2013年にアメリカで出版され、

日本では翌2014年に翻訳されて出版されました。

 

本屋で見かけた時に、飛びついて買いました。

当時の自分が感じていたけれど、まとまっていなかったこととが、

全てこの本の中に書かれているように感じ、とても嬉しかったことを覚えています。

 

私を勇気づけてくれた本と言っても良いです。

 

さて、今日は、そんなこの本のことをご紹介するのではなく、

それ以後の自分の実践や体験を振り返ってみて、

やはり大事なことだな、と改めて感じていることを書いてみます。

 

それは一言で言うと

 

「原理原則に基づく」

 

ということです。

 

根本(こんぽん)、大元(大本)、根っこ、基本、基礎、土台、、、

 

どのような表現でも構いませんが、

ここが崩れると全てがうまくいきません。

 

「原理原則に基づく」とは、

 

「ここだけは絶対に外してはいけない」

 

というものです。

 

いわゆる「枝葉末節」と対極にある「本質」とも言えます。

 

「働く」「仕事」「会社」「組織」などを考える時に

その「原理原則」の一つが冒頭にあげた

 

「人間らしく働く」

 

ということだと私は捉えています。

 

では、それは具体的にはどんなことなのでしょうか?

皆さんは、

 

「人間らしい働き方」

 

ってどんなものだと思いますか?

 

先を読む前に、少し考えてみてください。

よかったら紙に言葉を書き出してみても良いでしょう。

 

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敢えて言う必要もないでしょうが、

私が答えを知っている訳ではありません。

 

だから、今から書くことは、私はこう思っていると言うだけのことです。

 

いろんな捉え方があるとは思うのですが、

私がとても重要だと思っていることは

 

「助け合う」

 

ということです。

 

「競い合って働く」より

「助け合って働く」方が、

より良い成果に繋がります。

 

「助け合う」と言う「働き方」の方が

人間性に沿っている」と私は思うのです。

 

「助け合う」方が、大袈裟な言い方になりますが、

人類の進化に沿った働き方なのだと考えています。

 

私たちはどのように進化してきたのか?

明らかに他の生物とは違う進化の仕方をしてきたのではないでしょうか。

 

それは、

「個体」を強くすると言う方向ではなく

「集団」を形成することで強くなってきた

というものです。

 

最初は「自分(の生命)」だけ守れればよかったです。

しかし、それが家族や血縁を中心とした集団に広がります。

だんだんと集団の規模が大きくなってきます。

村・町・都市・国家、、、

それぞれの「個体」が一人で頑張るのではなく

自分以外の「個体」と「助け合う」ことで

自分も周囲もより発展してきた。

 

大まかに言うと、私たちの進化の過程はこう言えると思います。

 

そうした進化の過程を経る中で、私たちの中には

 

「助け合う」

 

ということが大事だと感じる「本能」のようなものがあると思うのです。

 

一人一人が「自立」することは大事ですし、

そのことを否定したり軽んじるつもりはありません。

 

しかし、なんでも一人でできる訳ではありません。

 

世の中は「相互依存」、つまり「持ちつ持たれつ」で成り立っています。

 

それぞれがいい時もあれば悪い時もあります。

 

うまく行く時もあれば、うまくいかない時もあります。

 

うまくいかない時に、

 

責任を追求し「〇〇の所為だ」とすることに皆が血まなこになる。

 

それはそれとしながらも、

本当に目指していたことができるようにまずは「助け合う」。

 

どちらが人間性に基づいているのでしょうか。

 

少なくとも私は後者の方が心地よいですし、

やるべきことにしっかりと向き合えます。

 

今私たちが直面している問題の多くは

「一人の力」「一つの部署」「一つの会社」「一つの国」

だけで解決できるようなものではありません。

 

私たちがさらに進化していく(成長していく、発展していく)ために

「助け合う」という関わり方が大事なものだと思います。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。