「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

課題を正しく解く前に、、、

さて、私は企業向けの研修の講師をやっています。

 

多くの研修では色々な「やり方」を学びます。

 

マナーのような社会人としての一般常識的なものであれ、

それぞれの業務知識のようなものであれ、

基本的には何かの「やり方」を学びます。

 

会社に入る前、学生時代に学校で教わっていることも

「やり方」を学んでいることが殆どです。

 

様々な科目がありますが、

基本的にはその科目で合格点をもらう

ための「やり方」を学んでいます。

  

つまり、私たちは

 

誰かから「やり方」を教わること

 

に慣れています。

 

「やり方」とは別の言い方をすれば、

 

「課題を正しく解く」

 

ための方法です。

 

「与えられた課題を正しく短時間で解くこと」

 

が優秀だとされてきました。

 

そういう意味では、正しい「やり方」を

 

誰かから教わって覚える

 

というのが一番効率的です。

 

もちろん、それでいいと私も思ってもいます。

 

しかし、相談や質問をお受けするなかで

違和感を感じることが時々あります。

 

それはどういうことかというと

 

その相手が「なぜそれを求めているのか」

 

がしっくりこないことがあるのです。

 

「こういうことをするために、

 どうしたらいいですか?」

 

大抵の場合、こういうタイプの質問になるのですが

 

「なぜ、そのことをしたいのか?」

「なぜ、それをしなければいけないのか?」

「本当にそれをやりたいと思っているのか?」

 

がしっくりこないのです。

 

「そんなの、会社で(上司に)言われていることなんだから、、、」

「お客さんが言っているから、、、」

 

というだけで、それ以上のことがない。

 

他人から言われているというだけで、

 

「自分にとってどれだけ大事なことか」が

 

腹に落ちていない感じがするのです。

  

まさに、

 

”与えられた”課題の正しい解き方

 

だけを求めていると感じてしまいます。

 

「与えられた課題」なんです。

 

本当に自分にとって意味のある 「課題」かどうか

はあまり考えていない、意識していないように思います。 

 

「課題」を与えられることに慣れきってしまっている

と言ってもいいかもしれません。

 

偉そうに書きましたが、実際に私自身がそうでした。

 

今でもそれが抜けきっていない自分を感じます。

 

今振り返ると、そういう自分の意識が

自分を迷走させてしまったことが多々あります。

 

私にとって必要だったこと、それは

「課題を正しく解く」方法を知ろうとする前に

 

「正しい課題」を見つけようとすること

 

だったと感じています。

 

では「正しい課題」を見つけるためには

どうしたらいいのか?

 

まずは、

常に「目的」を問う

ことではないでしょうか。

 

「目的」を問うというと

「なんのために?」

と問いかけますが、

これって意外と答え難かったりします。

 

そこで私はこんな風に考えています。

 

「どうしたらいいのか?」を問う前に

「どうなりたいんだろう?」を考えてみる。

 

これをやることによって、

 

自分はどんな自分になりたいんだろう?

本当にそう思っているだろうか?

それが本当に自分の理想(望み、願いetc)なんだろうか?

 

こんなことを考えるようにしています。

  

こんなことを自問自答しながら、

 

自分の大事にしたいもの=自分の価値観

 

が少しづつ明確になってきました。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。