「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

「努力の正当化」の根幹にあるもの

【「努力の正当化」の根幹にあるもの】

 

今週は記事を書くのをサボっていました。

 

特に理由はないのですが、正直調子が出ませんでした。
書こうと思い、パソコンに向かうのですが、
いつもの様に言葉が出てきませんでした。

 

そんな時に無理に書いてもしっくりこない事が多いので
無理に書こうとしないでいるうちに日曜日になりました。

 

そんな自分のことも含めて振り返ってみました。

 

今週のテーマは「努力の正当化」でした。

 

「努力の正当化」とは

「努力を正当化してしまう」という無意識の思考の癖です。

 

「正当化」ということは、

「間違っていることを認めない」ということですし

「本当は間違っているかもしれないのに
 正しいと思いこむ」

という思考です。

 

「努力」とは「頑張り」という言葉でも同じです。
「努力する」と「頑張る」も同じ様に使いますね。

 

この「努力していること」「頑張っていること」こそ、
「正当化」をしてしまいやすいです。

 

「簡単なことを楽に行う」のではなく
「大変なことを苦労して行う」のが「努力」や「頑張り」です。

 

「努力しないとダメだ」
「頑張らないとできない」

 

と感じて、辛く厳しい状況を乗り越えようとします。

 

結果が出したいから、
諦めたくないから

 

「頑張って」「努力して」行動します。

 

「大きな負荷」を感じながら
「大変な思い」をして、行動しています。

 

それだけの「労力」や「時間」や「精神的な負担」がかかったからこそ
そのことに対して「価値」を感じたくなってしまいます。

 

こうして「努力の正当化」が起きやすくなります。

自分が行った事が「価値がない」とは思いたくありません。

 

だから、「結果が出ない」時でも
「(結果が出なかった)自分のやり方」にいつまでもこだわったり
「結果」自体を自分の都合の良い様にねじ曲げて解釈したりしてしまいます。

 

こうならないためには、

常に「目的」に適った「結果」が出ているか

を意識するしかないかもしれません。

 

「目的」に近づかない様な結果であれば、
その「努力」は無駄なことでしかありません。

 

こうしたことは、ある意味「頭」では理解できます。

 

しかし「気持ち」としては、

「やった事が無駄だった」

とは素直に受け入れがたいものがあります。

 

この「気持ち」が生じるのは、どうやら別の思考の癖がある様です。

「思考の癖」もしくは「思い込み」と言った方がいいかもしれません。

 

その「思い込み」は

「成功」が「良い事」
「失敗」は「悪い事」

というものです。

 

「成功」を求めているし、
「成功」したら嬉しいです。

 

「失敗」しようと思って行動するわけではないし
「失敗」したら残念だし、ガッカリしたりします。

 

だから「成功」は良くて、「失敗」は悪い

と思い込んでしまいがちですが、この

「良い」とか「悪い」であったり
「正しい」とか「間違い」という

言葉が私たちの気持ちを乱します。

 

「良い」「悪い」
「正しい」「間違い」

 

こうしたものは何らかの基準があって決められるものです。

 

本来は、

「基準」とあっているか、あっていないか

だけのことでしかないです。

 

しかし、

「良い」とか「悪い」
「正しい」とか「間違い」

という言葉になってしまうと、

無条件に絶対的なものの様に捉えられてしまいます。

 

「良い」ことしか許されない
「悪い」ことは絶対ダメ

みたいな感じです。

 

本当はそんな絶対的なものでないはずです。

 

少し回りくどくて、わかりにくい書き方になっているかもしれません。

 

何が言いたいかというと

「成功」とは、自分の思い通りになった
「失敗」とは、自分の思い通りにならなかった

というだけのことだ、ということです。

 

思い通りになったのなら、それでいいし
思い通りにならなかったなら、
思い通りになる様に次はどうするかを考えて実行すればいいだけです。

 

結果が出なかったやり方を正当化する必要などありません。

 

仮説の検証をしている様な感覚です。

 

仮説は
「正しい」事だけが良いことではなく
「違った」としたら別の「仮説」をたてればいいだけです。

 

仮説を検証する様に、
何かの実験をしている感覚でいられれば
もし望み通りの結果が出なかったとしても
冷静にいられる気がします。

 

今週は「努力の正当化」をしてしまう自分を振り返りながら
こんなことを考えていました。

 

仮説を検証する、つまり

「試してみる」

という思考が

「努力の正当化」を防ぐ

ことに有効なことを感じた今週でした。

 

さて、「Think Smart」の7章に書いてある来週のテーマは

「初頭効果と親近効果」です。

 

このことについては明日、改めて書くことにします。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。
  
では、また。