「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

上司がしゃべりすぎる国

【上司がしゃべりすぎる国】

 

今日ネットで読んだ記事を紹介します。

 

「日本の上司はしゃべりすぎ。プロコーチが考える部下のポテンシャルを引き出す「いい聞き方」とは」

https://mirai.doda.jp/series/interview/kazunori-sakurai/

 

この記事に書かれていますが、

世界15カ国で行なった調査で日本は

 

「部下より上司の話している時間のほうが長い国」で

「上司と部下の関係の良好度が15カ国中、最下位」

 

だったそうです。

 

「部下より上司の話している時間のほうが長い」ということは

 

上司と部下とのコミュニケーションにおいて

上司が一方的に話している

 

ということです。

 

これではお互いの関係性が良好にならないのは当然かもしれません。

 

上司は、言いたいことを言って、相手が聞いてくれているので

自分のことを部下は理解してくれていると思っているかもしれません。

 

確かに、部下は上司を理解しているかもしれませんが、

この関係で上司は部下のことを理解できているでしょうか。

 

おそらく、ほとんど理解できていないはずです。

 

また、実際、部下は上司を理解しているかと言うと

上司のある一面を知っているだけで、

必ずしもきちんと理解できているわけではありません。

 

このようなコミュニケーションのスタイルを続けていて、

良好な関係性が築けることはまずありません。

 

記事の中にこんなことが書いてありました。

 

日本では、そもそも対話型のコミュニケーションを体験している人が少ないのかもしれません。

最近は変わりつつあるようですが、学校では先生が生徒に教え、会社では上司が部下に教える。知識を持つ者が持たざる者に伝えるという教育が標準的なものでした。そこには、対話して、ディスカッションで何かを一緒に作っていくようなコンセプトが足りないのです。

 

私たちが小さい頃から接してきたコミュニケーションのあり方は

 

「上下の関係」

 

がほとんどです。

 

「上」から「下」へ一方的へ話が流れていきます。

 

優秀な「上」と未熟な「下」。

 

この関係が基本になっています。

 

ある基準で見たときに、優劣は当然あります。

 

しかし、それは全てにおいてその優劣のままではありません。

 

別の基準で見たら、優劣は違うかもしれません。

 

私は外国のことはわかりませんが、

日本で生まれ育って暮らしていて感じるのは

 

優秀な人は全てにおいて優秀、とでも言いますか、、、

 

この優劣が固定的なものになっている

 

ような気がします。

 

相互に敬意を持って関係を築く、と言うより

 

一方的に下の立場が上を敬う

 

と言う感覚が無意識にあるように感じます。

 

それぞれに得手不得手はあります。

しかし、それは人間の本質的なものとは関係ない

単なるそれぞれの特徴でしかありません。

 

「人」はそれぞれがかけがえのない大事な「存在」です。

 

上司であれ、部下であれ、

先生であれ、生徒であれ、

指導者であれ、選手であれ

親であれ、子供であれ、、、

 

それぞれが「人」としては対等な存在です。

 

だからこそ互いに「敬意」を持ち、「感謝」しあえるはずです。

 

良好な関係を築くためには、表面的なコミュニケーションスキルではなく

基本的な「人間観」のようなものを考え直すところから始めないといけません。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。