「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

「振り返る」という習慣

私が、いつも実践していることの一つに「振り返る」というのがあります。

 

これを意識して行うようになったのは、人の成長は

 

「知る」→「やる」→「振り返る」

 

のサイクルを回すことだ、と学んでからです。

 

新しいことを知ります。「気づき」などもそうですね。

それを身につけるためには実践しなければいけません。

 

新しいことを教わり、反復練習する。

 

ここまでは普通にやっていることが多いです。

 

もちろん、ただ単純に繰り返すことでも身につけていくことは可能です。

それをもっと効果的、効率的にするためには

「振り返る」

というステップを入れることが有効です。

 

「振り返る」ことで、また、何かに「気づく」ことがあったりします。

すると、これが次の「知る」になり、それを「やる」ことになります。

そして「振り返る」ことで、さらに何かに「気づき」それを「やる」、、、

 

こんな風に、このサイクルが回り始めると、成長が加速していきます。

 

振り返ることで、自分で何かに気づくことができます。

それがないと、外からのインプットがなければ次の「やる」が生まれません。

つまり、自分の成長を他のものに依存することになります。

自分で自分の成長を促していくためには「振り返る」が絶対的に必要です。

 

「振り返る」時のポイントがあります。

 

それは「振り返る」は「反省」とは違うということです。

 

「反省」は、自分の行動が良かったのか悪かったのかという評価をします。

そして「悪い」ものを改めようとします。

「できなかった」ことに駄目出しをして、次は頑張ろうとします。

 

これはこれでいいですが、意外と長続きしないことが良くあります。

少なくとも私はそうです。

どうも自分のダメなところを殊更に意識しても、うまくいかないように感じています。

 

「振り返る」は行動が良いか悪いかを評価しません。

事実として、何があったかだけを振り返ります。

そして、その事実だけでなく、その時に自分はどんなことを感じたか(感情、気持ち、気分)を振り返ります。

 

この「感情、気持ち、気分」を振り返ることが重要です。

 

「感情、気持ち、気分」に「良い」とか「悪い」はありません。

ただ、どんな感じだったかを振り返ります。

 

これをすることで、今まで気づかなかったことに気がつくことが多々あります。

 

私たちの感覚器官は、基本的に外側からの情報を取り入れるようにできています。

「視覚」「聴覚」「触覚」「味覚」等々

全て、自分の外側のものに対する感覚です。

 

しかし、感情は自分の内側に起こるものです。

私たちは外側で起きていることは鋭敏に感じられても、この内側で起きているものに少し鈍感になっているかもしれません。

人間の活動にはこの「感情」が大きな影響を与えています。

その「感情」に気づくことが、振り返ることで可能となります。

 

これに慣れてくると、瞬時に自分の感情に気づけることにもつながってきます。

 

「反省」ではなく、ただ「振り返ってみる」だけ。

良かったら試してみてください。

 

では、また。