「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

「出来てしまう」ことに対する「不安」

【「出来てしまう」ことに対する「不安」】

 

昨日、

 

「出来ないこと」に囚われすぎない

 

ということを書きました。

 

「出来ていること」もあるのに完璧でないこと

つまり、出来ていないことに意識が向いてしまう

 

という傾向があるかもしれません。

 

「出来ないこと」を努力して克服することは大事なことですが、

その時に、

 

「出来ないこと」だけに意識が向いているか

「出来ていること」も認めた上で取り組むのでは

 

活動する時の「心の状態」が違ってきます。

 

「出来ないこと」だけに意識が向いてしまうと

「心の状態」が乱れやすいです。

 

「心が乱れた状態」だと活動の質が上がりません。

 

結局、頑張って一生懸命やっても中々成果に繋がらないです。

 

さて、こうした出来ないことに意識が向きがちな場合、

もう一つよく見られる特徴があります。

 

それは

 

「出来てしまうことに対する不安」

 

です。

 

以前にこんなことがありました。

 

報告書を書くことが中々出来ない、

それがとても負荷に感じているなんて悩みを相談されました。

 

いっぺんに報告書を書こうとするのではなく、

何か簡単に取りかかれそうなことはないかを考えてもらいました。

 

いくつかアイディアが出た中で、

とにかく一番簡単に出来そうなことを選んでもらいました。

 

その方は、

毎日仕事の終わりに今日何があったかのメモだけを書くことを決めました。

 

それを、約2週間の間、続けられました。

 

その後にお話を聴いた時のことです。

 

「それで、何か気づいたことありますか?」

 

私が問いかけました。

 

「いや、実は1週間単位で報告書を出す決まりになっているのですが、

 いつもつい後回しになってしまっていたんです」

「それが、今回毎日メモ書いていたおかげで、

 翌週の月曜日にすぐ書いて出すことが出来ました」

「あんなに負荷に感じていた報告書が

 全然負荷を感じることなくできちゃったんですよね」

 

「そうなんですか。良かったですね」

 

「はい、、、でも、、こんなんでいいんでしょうか。

 何か不安というか、落ち着かない気もします」

 

この方、出来ちゃっているのに、

何か「不安」や「落ち着かなさ」を感じているんです。

 

あまりにも簡単に出来ちゃったことに「不安」を感じています。

 

今まで意識して頑張っても出来なかったことが、

あまりにも簡単に出来てしまったので

 

「本当にこれだけでいいんだろうか???」

 

となっているんです。

 

はい、いいんです。

出来てしまったことを不安に思う必要はありません。

 

次も、同じように出来てしまいます。

 

落ち着かないのは、

こういう「経験=簡単に出来てしまう」ことに慣れていないからです。

慣れていないことは、続けていけばいずれ慣れます。

 

苦しんで出来るより簡単に楽にできるとしたら、

それでいいじゃないですか。

 

無理に、辛く苦しい思いをして苦労に苦労を重ねる必要はないです。

 

辛く厳しく何かを頑張らないと

上手くならない

上達しない

得るものがない

 

と無意識に思っているだけです。

 

無理に頑張って力をつけなくても

今ある力を上手く使って、

出来る方法・やり方を見つけたらそれでOK!!

 

力はあるんです。使い方がわかっていないだけ。

 

わかってしまえば楽に出来ることも沢山あるはずです。

 

「簡単に出来てしまう」ことにも慣れちゃいましょう。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。