例外を認めない
新しい行動を身につけるために自分なりのルールを作ることはとても有効です。
始めのうちは、そのルールに従っていることが苦でもなく、続けられます。
ところが、しばらく続けているうちに、ルール通りに行動できないことがあったりします。
自分で決めたルールを守れないことに、心がざわついたりします。
こんな時に、私がやりがちなのは「例外を認めてしまう」ことです。
「今回だけは、しょうがない」
「今日は特別だから、いいんだ」
「まあ、無理することもないし、、」
なんて、自分で自分に言い訳をして、決めたことを破ってしまいます。
今回だけ、なんて言いながら、またすぐに同じようにルールを破ってしまいます。
こうなると、もうダメです。
結局新しいことが身につく前にやらなくなってしまい、習慣化に失敗してしまいます。
自分の中で決めたルールが守れなくなります。
自分の中で「ルールを守れなかった」「ルールを破った」と
明確に認めることを無意識に避けています。
自分ができなかったことを認めたくないんですね。
自分がいけないのはわかってはいるけど、その一方で
「自分は悪くない」
とも思いたいんです。
自分を否定したくないです。
すると自分の行動を正当化します。
「自己正当化」が起こります。
この時にやっているの言い訳です。
自分なりの正当な理由を見つけて、「例外」を認めていくのです。
法律や契約の条文などで、厳しく規定されていることがよく読むと
「但し書き」などが付いていて、実質的に骨抜きにされてしまいます。
第**条
・・・〇〇とする。
ただし、△△の場合は除くものとする、、、
みたいな感じです。
これを自分の決めたルールにもやってしまいます。
どんどん「但し書き」が増えていって、
結局やらなくてもいいようなことにしてしまいます。
ルールを決めた意味がなくなってしまいます。
ルールを決めたら、例外を認めないことです。
とは言え、実際問題としてどうしても例外的な状況も出てきます。
そんな時にどうするか。
「今回はやらない」と決めてしまいます。
やりたいんだけどできない、しょうがない、、ではなく、
「今回はやらない!」と決断します。
そして、新たに決断します。
「今回はやらない」けど「また始める」、以上!
こんな感じです。
自分を正当化する言い訳はいりません。
何かの理由を見つける必要もありません。
反省もいりません。
ただどうするかを自分で「決める」だけです。
この方がすっきりして、次からきちんと取り組めます。
とにかく自分の行動は「自分で決めらる」ことを思い出してください。
今この瞬間どうするかを「自分で決める」ことができる。
途切れても「また始める」と決められます。
そのことを思い出してください。
では、また。